ぱぱぱぱっぱ、ぱーぱーぱー♪
ぱぱぱぱっぱ、ぱーぱぱー♪♪
ぱぱぱぱっぱ、ぱーぱーぱー♪♪♪
ぱぱぱぱっぱ、けんきょ~らいおん♪♪♪♪
お疲れ様です、謙虚らいおんです。
去る2月14日・・・。
私のようなブサイクな男には永遠に縁がない2月14日・・・。
この2月14日に私が好んで視聴させてもらっており、当ブログでも以前ご紹介させていただきましたYouTubeチャンネル『テイコウペンギン』にて「【アニメ】自衛隊に入るとどうなるのか?」という動画が投稿されました。(動画はこちら)
視聴した感想なんですけれども、ズバリ当たってます。
私自身知らなかったこともあり、よかったです。
自衛官を退職してもう〇年になりますが、なつかしさ満載で高評価ボタン押させていただきました。
そこで今回は勝手にコラボじゃないですけれども、動画内で紹介されていた内容について元自衛官だった私が補足・説明させていただきたいと思います。
尚、基本陸上自衛隊の話になりますので、ご了承ください。
今回も最後までお付き合いください。
それではどうぞ。
朝6時
早っ!と思われるかもしれませんが、本当に朝6時起床です。
しかも(新人)教育期間中などは土日祝日問わず、6時起きしなければなりません。
そして6時5分に点呼。
「刑務所じゃないのになんでそんなこと(点呼)するのか?」という意見がありますが、ちゃんと理由はあります。
このときに人員と健康状態を当直勤務者に報告します。
あとあってはならないのですが、自衛隊から逃げ出す通称「脱柵(だっさく)」にて行方不明になる隊員が毎年一定数いるからなんです。
そのほとんどが新人教育期間中と言っていいです。
私が新人教育期間中の時もそこそこ(脱柵者が)いました。
でも全員捕まってます(笑)。
こういった背景から毎日の点呼は実施されています。(ちなみに夜も点呼があり、22時40分だったと記憶しております。)
訓練
戦闘訓練中の匍匐(ほふく)前進・・・嫌でした。
匍匐前進は5種類あるのですが、全部嫌いでした。(好きな奴いないでしょう、得意な奴はいても・・・)
ゲームなら簡単な動作かもしれませんが、実際自分の体でやると地獄です。
特に夏場なんて汗まみれ、泥まみれでぐちゃぐちゃになりますからね。(冬もですけど)
あと訓練と言いますか、主に罰でやらされるかがみ跳躍が地獄でした。
ほんとこれ、ヒザ壊すんじゃないかと思えるほどキツイです。(思い出しただけで寒気がします。)
その他のランニングや筋トレは好きだったので、苦痛じゃなかったです。
整理整頓
これ、ちゃんとやっておかないとエライこと(と言うか面倒なこと)になります。
自分たちが寝泊まりする営内(居室とも言う)がぐちゃぐちゃにされます。
自衛隊ではこれを「台風」といいます。
マジで営内ぐちゃぐちゃですからね、初見の場合ドン引きしますよ😲。
他にもサイフやケータイ等の貴重品もロッカーに入れて施錠しておかないとルパンたちがやってきて没収されます。(←これ自衛官経験者なら笑うとこです)
その後、何時間も腕立てや正座などの罰を受けます。
なぜここまで徹底するか分かりますか?
こんなこと言うと自衛隊の名誉にかかわりますが、事実なので申し上げます。
意外なことに盗難事案、結構多いんですよ。自衛隊って💦
それから常に整理整頓はしておいて、いつでもどこでも行けるように身支度はしておけということです。
そういうことです。
食費0円
0円と言うとちょっと語弊がありますね。
正確には「給料に含まれている」または「給料から天引きされている」が正しいです。
朝昼晩3度の食事がしっかり用意してもらえるのは本当にありがたいです。
私は基本好き嫌いがないのですが、たった1つだけ食べられない物があります。(アレルギーとかではありません)
それは焼き鮭です。
これが出た時はテンションガタ落ちでしたね~。
今も食べれません(´;ω;`)。
自由時間
新人自衛官の場合、あってないようなものです。
全くないとは言いませんが、基本ありません。
掃除、洗濯、靴磨き、(戦闘服の)アイロン掛けなど色々しなければならないので、遊んでいる時間はありません。
でも中隊配属され、後輩が入隊してくれば少しはマシ(自由)になります。
それまでは言い方は悪いですが「奴隷」状態です。
でも我慢しましょう。
なぜか?
自衛官だからです。
手当
公務員ですけど、基本給以外にもいくつか手当があります。
あまり詳しくは書けませんが、金額をご紹介させていただきます。
尚、私がもらったことがあるのは警衛勤務手当くらいです。(私が現職だったころは約500円です、今はいくらか知りません)
おそらく新人教育期間中に中途退職しない限り、一部の幹部自衛官を除き、全自衛官がもらったことのある手当でしょう。
除雪手当
こんなのあったのは知りませんでした。
私は除雪作業に関しては、とある演習場で実施したことはありますが、手当はなかったです。
おそらく豪雪地帯(地方)などの市街地での除雪作業でないと、この手当は発生しない模様です。
違ったらすいません。
落下傘降下手当
日本一の精強精鋭部隊と言われる習志野駐屯地(千葉県)にあります、第1空挺団の隊員が実施する落下傘降下訓練ですね。
私の(新隊員教育隊の前期の)同期隊員が3人行きました。
優秀ですね。
私がいた時は約5千円の手当と聞いていましたが、今はどうなんでしょう?
多分階級に応じて手当(金額)も変わるのでしょう。
南極手当
はい、これも知りませんでした。
でも誰かがやらなきゃいけない仕事ですので、この業務に従事されている自衛官の方、ありがとうございます。
これ以外にも様々な手当がありますが、挙げたらキリがありませんでここまでにします。
正直いくらもらえるかハッキリ知らないのに書けませんからね。
最も過酷な訓練
(テイコウペンギンの)動画内ではただの悪ふざけでしたね(笑)。
で、実際の自衛隊の訓練で一番過酷と言えばやっぱりレンジャー訓練でしょうね。
多分間違いないと思います。
約3ヶ月、本物の地獄の訓練が実施されます。
まさに究極の我慢比べです。(レンジャー隊員の先輩・上司の体験談より)
この訓練に耐えられたらその先の人生、どんな辛いことがあっても耐えられると思います。
それくらい次元が違います。
まとめ
お疲れさまでした、いかがでしたか?
皆さんも自衛隊に入隊したくなりましたか?
正直、私は2度とやりたくないです。
1度やったらもう充分、お腹いっぱいです。
でも予備自衛官は今も継続してますので、なんだかんだ言って本能的には自衛隊が好きなんですかね?
こればっかりは自分でもよく分かりません。
4年間・・・、たった4年間ですけど自衛官として勤務した時間は私の「誇り」です。
これは自信をもって言えます。
今回の記事が、これから自衛隊に入隊を考えている方への参考になったら幸いです。
今回はここまで。
おちまい!