【雑談】知って得する自衛隊の小話 ~お金編~

自衛隊

お疲れ様です、謙虚らいおんです。

今回は超久々の自衛隊にまつわるお話です。

あまりに久し振りで、このブログのカテゴリーから削除してしまうところでしたよ💦

ご存じない方がほとんどかと思いますので、改めてご紹介させていただきますとこのブログの管理人、私謙虚らいおんは「元自衛官」です。(もう10年以上前のことですけど・・・)

自衛隊は今も昔も謎に包まれている部分が多い組織らしいので、元自衛官である私が話していい部分で皆さんが気になっているであろう部分について、(勝手に)お答えさせていただこうと思います。

そこで今回は自衛官の「お金」にまつわる小話をさせていただきます。

かなり久しぶりの自衛隊ネタなので、過去に書いた記事と重複する部分があるかもしれませんが、ご了承ください。

参考になったら幸いです、ではお楽しみください。

それではどうぞ。

給料は安い、でも・・・

厳しい言い方になりますが、事実ですのでハッキリ言います。

自衛官は安月給です( ノД`)シクシク…。(一部の幹部自衛官、陸将等は除きます。)

しかも、残業代もありませんし(自衛官は24時間勤務で、労働基準法の対象外のため)各種手当もあってないようなもんなので・・・。

ですが、基本給は良いんです。

そして自動的にボーナスの金額もよくなるんです。

ほかの公務員も同じと思いますが、

ボーナス=基本給×〇ヶ月

ですので、この〇に入る数字は日本の景気によって若干の上下することがありますけど、そこはやっぱり公務員は強いですね。

年間4か月は手堅いと思います。(※当ブログ調べ)

それから×2、独身で営内者であれば家賃や食費といった固定費が(原則)かからないので(給料に含まれているらしいため)、贅沢や余計な買い物・外食を控えれば給料まるっと全部貯金できます

さすがにここまでやる奴はほとんどいませんけどね。(先輩に1人いましたが💦)

これが他の業種にはない、自衛隊の最大の魅力ではないでしょうか?

ゲスい話で申し訳ない。

民間企業は基本給が低い

今の若い方たちの自衛官を含む公務員に対するイメージ(認識)は「安定しているけど安月給」とか「副業できないからガッツリ稼げない」とかで敬遠されることが多いらしく、自衛官だけでなく警察・消防官も定員割れまではいきませんが、例年なら絶対採用されないであろう人でも採用せざるを得ない状況が最近まで続いていたそうです。(現職で勤務している先輩の話ですのでほぼ間違いないです。)

※現在はコロナ禍で状況が変わっていると思います。

実際それは間違いではなく、給料の総支給額は一般企業の方が高い傾向です。

ですが残念ながら「基本給」というものは、公務員に比べ民間企業は(ほぼ確実に)低いです。

一部の大企業を除き、民間は基本給を低く設定し残業代や各種手当でそれなりの金額、嫌な言い方になりますが高給にみせかけている場合がほとんどです。

ではなぜ民間企業は基本給を低く設定するか?

答えは簡単、残業代を低くするためです。

残業代と言うのは基本給がベースとなってくるので、基本給が高くなると自動的に日々の残業代ならびに休日出勤代などがかさんで企業にとって人件費がエライことになるからです。

これはぱっと見、労働者側からすれば「悪意あるやり方」に見えますが、会社(経営者)側からすれば人件費を抑える「企業努力」になるので、どちらも「物は言いよう」と言う形になってしまいますね。

でも、残業代を全く払わないブラック企業はダメですよ!

絶対。

自衛官のお金の使い方

現職自衛官の方たちの(名誉の)為にも言わない方が良いかもしれませんが、あえて言わせてもらいます。

自衛官は金遣いが荒い人間が多いです。(男性自衛官の場合、特に酒・ギャンブル・女の3つ)

私もそうでした。(酒と女遊びはしませんでしたが・・・)

お恥ずかしい話、自衛官時代の給料(任期満了金含む)のほとんどは、パチンコ・パチスロやタバコ(今は止めてます)そして借金の返済に消えました。

本当に情けない話です(´;ω;`)ウゥゥ。

ですがいいわけでもなんでもなく、こんな人自衛官にはわんさかいるんです。

では、なぜこんなにお金にだらしなくなる人が多くなるのか?

それは前述したとおり独身で営内者であれば家賃はかからない、そして食事は朝昼晩食堂で用意されますので生活に困らないからなんです。

ですので貯金ゼロ、どころか借金持ちも多いのが自衛官あるあるです。

結局自衛官はお金貯められるの?

結論、現状自衛官以上に貯められる業種を私は知りません。

一昔前であればガッツリ稼げる業界といえばパチンコ業界が代表格だったらしいですが(弁護士・医者などの「専門職」は除く)、今は自衛隊1強と言っても過言ではないかもしれません。

弁護士や医者といった専門職は稼げる金額では失礼ながら自衛官の比ではないかもしれませんが、出ていくお金(支出)も多いわけですよ。

当然と言えば当然で、普通に生活していれば家賃や食費や通信費、独立開業していればプラスα(事務所等の家賃や人件費)のお金(固定費)が毎月出ていくのです。

これに対し自衛官は、繰り返しになりますが独身営内者であれば、家賃や食費といった比重の大きい固定費がかからないことで給料のほとんどを貯金に回せるのです。

ここまで触れてきませんでしたが、もちろん既婚・営外者もしっかりお金を貯められる環境にありますよ。自衛隊は。

結局のところどの世界でもそうですが、自己管理がきちんとできている(できる)方はちゃんと(自然と)貯められますし、ムダ遣いしません。

ですので現在自衛官の方、

お金を貯められる環境にある今、1円でも多く蓄える習慣を身につけましょう。

退職金は(現状)破格

やはり(特別職)国家公務員というだけあって、(任期満了金や)定年退職金といったものは民間に比べ破格と言えます。

18歳で入隊して定年まで勤務すれば数千万円の退職金が貰えますからね。

これから年々減っていくことが予想されていますが、やっぱりすごいですよね。

失礼ながら民間では大企業以外こんなの考えられませんからね。(圧巻です)

自衛官退職後の給料について

これは任期制・定年退職者問わずガッツリ下がります

間違いないでしょう。

私は任期制で退職したのですが、翌年の年収70~80万円くらい減ってましたからね(減った分は主にボーナス分です)。

任期制の私でこれぐらい減るので定年退職者ともなると100万・・・いや、それ以上はほぼ確実かと😲ウヮッ💦

ですので、きちんと貯金しておかないと翌年の税金が大変ですので退職日が近づいているそこのあなた、そうあなたです。

悠長に構えていると大変な目にあいますよ。

いつまでも自衛官ではいられません、自衛官は他の公務員に比べ定年が早いのです。(一部の幹部、警務隊や音楽隊の隊員は除く)

まとめ

お疲れさまでした、いかがでしたか?

自衛官の話はおまけで、ほとんど「お金」の話になってしまいましたね。

すいませんm(__)m。

自衛隊は自己管理さえしっかりできる人間であれば、これ以上ない貯金できる環境にあるのでオススメできます。

そしてありがたいことに、一生勤務する必要もない任期制の制度も自衛隊にはありますので、受験資格がある年齢の方は一度就職(転職)の候補に入れられてはいかがでしょうか?

まぁ、任期制とはいえ自衛隊を辞めている私が言っても説得力に欠けるかもしれませんが、参考になれば嬉しいです。

今回はここまで。

おちまい!