【雑談】知って得する自衛隊の小話 ~処分・罰則編~

自衛隊

やってもうたんなら・・・

〇めたらええ。

な?😏

な?😐

お疲れ様です、謙虚らいおんです。

今回は自衛官の処分・罰則について話していきたいと思います。

自衛官の他にも警察官・消防官・警務官その他色々な公務員としての職業が存在しますが、その中でも失礼ながら自衛官は犯罪(刑事・民事問わず)の発生率がひときわ高い傾向にあるそうです。(自衛隊の法務官 談)

事実、私の上司や先輩、同期で刑事事件を起こしてしまってクビになった者や自主退職した者が何人かいます。(後輩には今のところ1人もいません😌ホッ)

いや、自衛官に限らず他の公務員でも民間企業で働いている方でも何かしら「やらかす」人はいます。

ですが当ブログは自衛隊に特化した(?)ものとなっておりますので、一般の方には知らない情報を(お伝えしていい範囲で)知っていただきたいと思い、記事にしました。

実に興味深い内容になっていると思いますので、最後までお付き合いください。

それではどうぞ。

自衛隊は処分や罰則の下り方(規定)が特殊である。

普通の・・・って言い方はやや語弊がありますが、民間企業はもちろん他の公務員と比べても、処分の規定が(ちょっと)違うなというのが私のようなあまり頭のよくない人間でも分かりました。

「これやってクビにならないの?」ってものから「こんな些細なことでも処分されるの?」というものまで目白押し(?)となっております。(全部は言いません、キリがありませんから。)

ここが自衛隊という良くも悪くも特殊な存在と言われる所以じゃないかと私は思っていますが、皆さんはどう思いますか?(ご意見お待ちしてます😊)

それをこれからいくつか(当たり障りのない程度で)ご紹介させていただきます。

自衛隊で一番重い処分を下される行為は・・・

殺人罪なんてものは論外です。

説明不要の行為なので省略します。

で、殺人罪以外で自衛隊にて最も重い処分が下される行為は(原則)覚せい剤など薬物の使用(所持を含むです。

私が現職だった頃はもちろん、現在もそうでしょう。

これをやったらもれなく一発アウト、懲戒免職(クビ)です。

例外は見たことも聞いたこともありません。

悲しいことに私が新人自衛官だった頃、教育隊で班長をしてくれていた陸曹の1人がこれで自衛隊を去っています。

自衛官に限らず人間を辞める行為です。

興味本位でも絶対にやらないで下さい

あと、薬物の使用(所持含む)とほぼ同等の処分が下される可能性が高い行為は窃盗です。

私の先輩も後輩の財布からお金を抜き取っていたのがバレてクビになってますから。(実刑ではなく、執行猶予がついたのがせめてもの救いだったみたいです・・・。)

処分が重い・軽いに関わらずやってはいけない行為なので、この記事をご覧の方たちは絶対にしないでくださいね。

犯罪者になって前科が付くだけです。

お酒にまつわる不祥事も自衛隊は多い!

イメージ通りといいますか、やっぱりといいますか・・・

自衛官は酒好きが多いです。

水の如く飲みまくりますから(マジですごいですよ、飲まない私からすれば。)

それはそれとして、

私の同期で友人でもある自衛官が数年前なんですけれども、酒に酔って傷害事件を起こしてしまい実刑判決を受けて現在も服役中です。

その他にも飲酒運転等の事案を起こす自衛官は結構います。

その他にも女性に抱き着いたりとか・・・(アホ過ぎ(´・ω・`))

女性に抱き着く行為については後ほど述べますが、飲酒運転は自衛隊ではそんなに重い処分が下らない傾向にあるのです。(信じられないでしょ?、ビックリです😲)

これに関しては元自衛官の私も「異議あり!」です。(今後どうなるかは分かりませんが・・・)

お酒を飲むなとは言いませんが・・・

子どもじゃないんですから、もうちょっと自覚と言いますか自重しましょう。

今はコロナの影響もあるのですから。

家飲みだけで外で飲むのは止めましょう、控えましょう。

それができないのなら、お酒止めてください。

傷害事件よりも〇〇のほうが処分が重い!

先に謝っておきます、すいません。女性差別的な意味ではないことをご理解ください。

これは意外だと思ったのが、自衛隊では傷害事件よりもセクハラ行為の方が処分が重い傾向にあります。

セクハラとはちょっと違うかもしれませんが、これまた私の同期が盗撮で補導(逮捕ではありません)され停職処分を受け、後日自主退職しております。

言いたくはありませんが、バカなことはするもんじゃないです。

本当に・・・(優秀隊員だったんですよ、その人)。

地味に堪える罰が・・・

免職や停職など経歴にキズが付かない処分の中で、地味にですが確実に(精神的に)堪える罰が自衛隊には存在します。(警察や消防学校にもあると思います。)

それが外出禁止、通称外禁(がいきん)です。

平たく言えば、休日に遊びに行けないことです。

どうです、結構キツくないですか?

私は運よく1度も喰らったことのない罰なんですが、主に営内者に該当する者に与えられる罰則の1つなんですけれども、結構精神的に堪える罰みたいですよ。

理由は簡単で、自衛隊は「閉鎖的な組織」で外出は自由にできないのです。

自衛隊では外出は(営内者)申請・許可制となっております。

上司の許可が下りなければ外出できません。(遊べません!)

どうです?外禁になったら結構地獄じゃないですか?

よってそうなった場合を想定して対策、対処法が必要になってきます。

対処法

(外禁に)ならないに越したことはありませんが、もし万が一でも外禁になってしまった場合の対処法は、駐屯地・基地内でヒマを潰せる趣味を見つけておくことです。

その代表となるのは、やっぱりゲームでしょう。

今ではニンテンドーswitchやPS5など何でもいいです。


それかYouTubeなど自分の好きなジャンルの動画を見るなどですね。

自衛官はパチンコやお酒が好きな人間がわんさかいますので、(ある意味)金遣いの荒い奴には駐屯地に閉じ込めて貯金させるようにしたほうがいいかもしれませんね・・・。

私自身、現職自衛官時代ほとんど貯金ありませんでしたから・・・😭

なぜ自衛官の犯罪発生率は高めなのか?

冒頭でも述べた通り、自衛隊は他の公務員に比べ犯罪発生率が(やや)高めです。

自衛隊の中身を知らない方からすれば、「たるんでる」とか「自覚が足りない」など言われかねません(それも間違ってはいません)が、それだけではないことは自衛官を経験した私は知っています。

決して身内贔屓ではありませんので、聞いてください。

原因①:誰でも彼でも入隊させる傾向にある(あった)?

これは昔当ブログでも書いた記憶がありますが、自衛隊(自衛官)の名誉を傷つけてしまう可能性がある文言ですが再度言わせていただきます。

今の若い人には信じられないかもしれませんが、自衛隊のかつての別称(蔑称)

社会不適合者更生施設

と呼ばれていました。

ウソではありません、紛れもない事実なんです。

「刑務所に入るか?」「自衛隊に入るか?」の2択だったそうです。(60歳以上の方で元自衛官の人が知り合いにいるなら聞いてみてください。本当です。)

私の同期でもトイレ(大)で流さずにそのままにしたり、風呂場で浴槽にウ〇コが浮いているなんて普通にありましたから。

いわゆる「頭のネジがぶっ飛んだ」といいますか、そんな奴がそれなりにいました。

では、なんでそんな人間を入隊させるかと言うと・・・

自衛隊の広報官にも各エリアによって「今年度は何人入隊させろ」ってノルマがあるんです。

失礼ながら自衛官は公務員の中でも不人気の部類に入ります。

そうなったらなりふり構っていられないのです。(察してください)

悪気、悪意はないのです。

分かってあげてください。(その代わりそのような人は入隊しても「曹(以上)」への昇進、つまり定年までの勤務はほぼありません。2年(長くて4年)で退職していきます。)

原因②:階級社会の弊害

階級が上の場合はもちろん、勤続年数が1年でも上であればその人は自動的に神様(的な存在)になります。

自衛隊(駐屯地・基地)の中だけでそのような態度をとるならまだマシですが、自衛隊の外でもそのような態度・行動をとる人は結構います。

外(自衛隊つまり駐屯地や基地以外)で好き勝手やらかすということは・・・。

それが自衛官の不祥事の数と(ほぼ)比例していると言ってもいいです。

原因③:規律が厳しすぎる

要はストレスのため過ぎでしょう。

ストレスのため過ぎで爆発して暴力・窃盗・セクハラなどあらぬことに手を染めてしまうのでしょう。

今は昔と違って、度の過ぎたイジメ・パワハラは免職を含めた重処分を下すと規則が改定されましたので、少しは立場の弱い自衛官も居心地は良くなったかと思います。(違ったらごめんねっ🙇)

まとめ

お疲れさまでした、いかがでしたか?

若干自衛官の方たちの名誉を傷つける内容になってしまったかもしれませんが、「やらかしてしまう」自衛官なんてほんの一握りで、ほとんどの自衛官は毎日マジメに仕事(訓練)しています。

そこは事実ですので、お間違えの無いよう宜しくお願いいたします。

今回はここまで。

おちまい!