【陸上自衛隊】自衛官候補生の銃乱射事件から暫く経った今の自衛隊についてちょっとだけ語ります。

自衛隊

お疲れ様です、謙虚らいおんです。

つい先日、今年最初の「予備自衛官招集訓練」がありましたので、私が現職だったころにお世話になっておりました某駐屯地に行って参りました。

※詳しい日程などは「機密」に触れる可能性があるので伏せます、すいません😅

 

今年(2023年)は6月に起こった自衛隊の歴史に残る大事件、自衛官候補生による銃乱射事件がありましたからね。

「予備自衛官」とはいえ現職自衛官ではない・・・言い方は悪くなってしまいますが「部外者」の我々が駐屯地に出入りして訓練に参加させてもらえるのか心配(不安?)でした。

現に事件後は全ての自衛隊ではないと思いますが、事件を起こした隊員が所属していた駐屯地(守山駐屯地)及び第10師団にて勤務している隊員は外出を自粛(禁止ではありません)するよう指示があったらしいですからね。

 

このような状況下でありましたが、例年通り(予定通り)訓練をさせてもらえました。

まぁ、「訓練」といっても予備自衛官は現職自衛官のようにハードな訓練(戦闘訓練など)は実施しません。

※即応予備自衛官は実施すると聞いたことがあります。

予備自衛官について詳しくない人の方が多いと思いますので、ちょっとだけ説明(解説)します。

予備自衛官が実施する訓練と言うのは「敬礼動作」や「射撃予習」「体力測定」などなど・・・自衛官としての「基本動作」の見直し・復習といったものです。

※駐屯地及び担当中隊によって若干変わります。

だから「訓練」というと(ちょっと)大げさになってしまいますね。

よって普段運動していない人にはちょっときついかもしれませんが、日頃から運動習慣がある人ならば余裕です😜

ここまでは、今まで(これまで)通りです。

何も変わっておりませんでした。(よかったです😊)

しかし、私を含め多くの予備自衛官が気になったのは・・・

そう・・・

射撃訓練です。

記事冒頭でも触れましたが、現職自衛官が銃による大事件を起こしたんです。

事件後は一定期間、陸・海・空全てで火器訓練が中止されたくらいです。

果たして予備自衛官が射撃訓練をさせてもらえるのか、否か・・・。

 

結論を申し上げますと、実弾射撃訓練は実施しました

させてもらえました。

しかし、これに関してはこれまでとは違い、例年以上に安全管理については徹底されてましたね。

※これ(安全管理の内容について)も「機密」に該当する可能性があるので、詳細は省きます😅。

当然と言えば当然ですよね。

あのような大事件があったにもかかわらず、(現職・予備自衛官問わず)安全管理が今まで通りだったなんてSNSが発展しまくっている現在、すぐに情報(噂)が広まってしまいますからね。

自衛隊の信用に関わってきます。

こんな言い方良くないですけど、自衛隊ってものすごくメンツを気にします

自衛隊だけでなく、警察も消防もそうです。

組織って言うのはメンツで成り立っていると言っても過言じゃないんです。

その為なら、現場の人間の苦労とか労力とか考えてられませんよ。

今回の場合は「人の命」に関わってくることですから、尚更なんですけどね。

 

最後に、(元)自衛官の先輩としてこれから自衛官を目指す(志す)人に伝えたいことがあります。

私が新人自衛官の時、私の師匠(営内班長)から教育を受けた時の言葉です。

 

「銃というのは自分の身を守るものであるのと同時に 相手(敵)を殺すものであることを忘れるな」

 

です。

いいですか?

カッコイイと憧れを持つのは自由ですが、勘違いはされないようにお願いします。

銃はファッションではありませんので。

そこをお忘れなきよう。

 

今回はここまで。

おちまい!