お疲れ様です、謙虚らいおんです。
今回は前回書きました不当解雇時にお世話になりましたユニオンの活動とその効果について、私の実体験(入会前日から解決まで)をもう少し詳しく書きたいと思います。
今回は入会前日から当日までのお話をします、ではどうぞ!
入会前日
前回お話しした通り、私がクビになった理由は役員とケンカしてしまったのが理由です。
ですがその場でクビを言い渡されたわけではありません。
役員に弁護士の知り合いがいたため、まずは出勤停止という手段をとってきました。
私は法律家ではないので詳しくは分かりませんが、おそらく(といいますかほぼ確実に)私の問題行動および事件のでっち上げのための時間稼ぎだと思います。
結果は予想通りで、後日送られてきた解雇通知書には私が刑事事件(傷害・窃盗)や女性社員にセクハラ行為を繰り返していたというのが(解雇)処分を下したというのが会社の主張でした。(当然私には前科は一切ありません)
この(出勤停止)時点でクビはわかっていたので私は会社と争う手段を模索していましたが、これも前回書いた通り、当時の私は貯金なしの借金持ちで弁護士を雇うお金がありませんでした。
だからその日の夜、一晩中解決策をネットで探しまくり地元のユニオンの存在を知り、ここを拠点に会社と争う覚悟を決めました。
入会当日
これからユニオンへの入会を考えている方は焦らず・慌てずにまず電話でのアポどりを必ずしてからユニオンの事務所に出向くようにしてください。
理由は書記長など労働問題のプロ(正直弁護士より詳しいと私は思いました)が裁判所や労働局、街宣活動に出かけていて不在のことも多いからです。
事務員さんも全くわからないということはありませんが、(書記長たちの)スケジュール管理や資料作成が主な仕事なので、やはり書記長がいないと無駄足になる場合があります。
私の場合、車で片道2時間弱かかるので移動だけでも負担大でした。
私が電話した当日は運よく書記長と他の職員の方がいたので、すぐに私の現状を現地(事務所)でお伝えすることができました。
あなたの現状を伝える
まずはあなたのおかれている立場(状況)を冷静に伝える必要があります。
落ち着いて話してください。相手(書記長たち)はあなたが会社とのトラブルでここに足を運んでいることはわかっていますので、できるだけ詳しく話してください。
私は以前から会社(といいますか、もめた役員)に不信感をもっていましたので、役員がとっていた行動・言動を写メ・メモ・ICレコーダーで証拠をいくつか押さえていたので、比較的話はスムーズに進みました。
特にICレコーダーは今の時代必須アイテムだと思っています。(ブラック企業が多すぎなため)
安いものではありませんが(1万円前後)、あなたが少しでも今いる会社に不満などあれば自分の身を守るためにぜひ購入しておきましょう。
入会手続き
基本、あなたの名前・連絡先を加入用紙に記入して提出するだけです。
入会金は組合によって変わりますが、こちらも基本不要(無料)です。
ですが完全無料というわけではなく、多くは
①月額〇千円を組合費として組合に納める。
②解決金の〇%を成功報酬として組合に納める。
この2種類と思います。(私が入会している組合もこの2つです)
※なかには悪質な組合も一定数存在します。入会金や組合費だけ回収してなにもしないユニオンもありますので、そのユニオンの活動実績を調べたうえで入会するよう心掛けてください。
ユニオンに入会してはいけない人
当たり前ですが、自分さえよければいいという人はユニオンに入会してはいけませんし、もっとハッキリ言うなら入会しないでください。
わかりやすい例でいうと、自分の問題が解決したら組合を退会する人です。
ユニオンは書記長やほかの職員だけでなく、あなたを含む組合員全員で協力し合って成り立っている組織です。つまり、あなたの問題をほかの組合員が解決に向けて動いてくれているということです。
書記長たちがどれくらいあなたに労力を使っているかわかっていますか?それすらわからない人は厳しい言い方になりますが一生1人で苦しんでください。邪魔です。
団体交渉の申し入れ
これがユニオンのメイン業務になります。
団体交渉は会社に対し、あなたの復職または解決金(退職一時金・慰謝料)回収のための話し合いの場と言えばわかりやすいと思います。
申し入れはほとんどFAXで行われます。
団体交渉申し入れ後
ここからはがまん比べになってきます。
最初は当然ながら、普通の会社はわけのわからない団体(?)から団体交渉の申し入れ(FAX)がきたらビックリします。
ですがふてぶてしい会社やこのようなことに慣れている会社(ブラック企業)はひたすら無視を決め込んできます。
理由は簡単であなたにお金がないことを知っている(わかっている)のです。なぜならお金があるなら弁護士がでてくることを知っているからです。
あなたにお金がないそして仕事がないから収入源がない、つまり会社側は圧倒的優位な立場でいつでも受けて立つという姿勢をとります。
無視し続ければ不当労働行為として労働委員会に移行することは前回説明しましたが、そこに移行するまでには時間がかかります。たとえ相手側(会社)が団体交渉に応じてものらりくらりかわされてしまっては労働委員会に移行することなく時間だけが過ぎていきます。
繰り返しになりますが、仕事(収入)がない・貯金がない・私のように借金があったような人間には無視され続けられる行為(解決に向けて話が進まない状況)は精神を極限状態に追いやられる思いです。
ですがここで諦めてはいけません。
次回は入会後の活動から解決までを書いていきたいと思いますのでご期待ください。
今回はここまで。
おちまい!